データベーススペシャリスト試験の振り返り!
結果
公式の解答によると、午前 I は 24/30 (80%)、午前 II は 20/25 (80%) でクリアでした!
午後はまだ解答が出ていないのですが、午後 I が破滅っぽいです。 体感だと問 1 のデータベース設計が 15 点、問 3 の SQL が 30 点というところでしょうか。
午後 II は延々と記述していくだけだった気がするので、この気が正しければ 6 割はいっていると思います。
まだ正式な結果は出ていませんが、不合格であれば午後 I が敗着になりそうです。
やったこと
下の参考書を読もうと思ったのですが、ちゃんと読んだのは第 1 章だけで、あとは過去問をやりました。
午前 I
今春に AP を取っていたのですが、免除申請を忘れて午前 I 対策をやる羽目になりました(はい?)。
さいあく!!!!!! pic.twitter.com/YMA9w8LUIu
— えすえふ (@sf__eng) 2021年9月20日
過去問道場で新たに 151 問解いて 85 問正解(56.2%)でした。応用情報技術者の面目躍如と言えますね!(はい)。
午前 II
過去問道場で 333 問中 203 問正解(61%)でした。こちらは平成 21 年以降を全埋めできたので、悔いなく試験に臨めました!
午後 I
「概念データモデルと関係スキーマ」系の対策は午後 II で十分だとみなして、それ以外の問題を平成 25 - 令和 2 年までの 8 年分見ました。
最初の 4 年分くらいは実質解説を眺めているだけだったのですが、まあうまくハマれば 6 割はいくのではという感触でした。
午後 II
「概念データモデルと関係スキーマ」に限定して、平成 24 - 令和 2 年までの 9 年分見ました。
午後 I と同じく最初の 4 年分くらいは実質解説を眺めているだけだったのですが、ラスト 1 年で合格ラインを越えた模様で、やれることはやったかなという感じでした。
来年への教訓
不合格だったら来年は次のことに気をつけたいです。
- 免除申請をしよう!!!
- 午後 I の過去問演習を、2 年分を 3 セットに分けるなどした上で、90 分の時間内で実践的にやりましょう。
- 120 分の午後 II 演習の比重は来年落とせそうなので、十分にできるはずです。
- 上掲の参考書をちゃんと読もう!
- 過去問が頻出ジャンル別に散りばめられているので、過去問を 1 周したあとなら読みやすいはずです。
えすえふさんのますますのご活躍を期待しています。
FP 技能士 3 級の振り返り!
お金のこと何もわからない状態だったので、FP (ファイナンシャルプランナー)技能士 3 級を受けました。
自己採点の結果は以下の通りで、合格見込みっぽいです。わいわい!😊
区分 | 得点 | 正答率 | 合格ライン |
---|---|---|---|
学科 | 42/60 | 70% | 60% |
実技 | 70/100 | 70% | 60% |
やったこと
合格率が 6〜7 割と高く「一夜漬けで受かった!」みたいなコメントすらちらほら見かける試験なのですが、私はお金の知識が空っぽだったので試験の 1 ヶ月ほど前からお勉強をはじめました*1。
まずはこのテキストを 1 周しました。
シンプルな装丁で 2 色刷りで、ポイントが赤字になっていてその名の通りスッキリしたテキストです*2。
説明パートを真面目に読むのは大変だったので(はい?)、練習問題の答えを探すだけにしてサクサク進めました。
次にこの問題集を解きました。
見た目よりは問題数がコンパクトで、テキストの練習問題と比べてもポイントをちゃんと絞ってくれているのがわかります。
間違えた問題だけ繰り返して 4 周くらいして大体解けるようになりました。
でもその後巻末の模試を解いたら午前の正答率が 52% でえーっとなりました。
各章の末尾に頻出ポイントがまとめられているので、慌ててそれを読みました。 結果的にはこれが良かったと思います。テキストよりも簡潔にまとまっていて、直前期におすすめです。
本番の感想
午前は 120 分あるのですが、40 分くらいでやることがなくなりました。
60 分経過時から退室できるようになり、7 割くらいの受験生がその瞬間に退室していた気がします。
問題は 5,6 割くらいは問題集で見覚えがあったので、上の問題集をちゃんとマスターしていれば大丈夫だと思います。
お台場の試験会場近くのショッピングモールで美味しいピザを食べました!😊
何の気無しに入ったショッピングセンターがすごかった pic.twitter.com/QoZVSb3tGg
— えすえふ (@sf__eng) 2021年9月12日
プロシュートのピザ!😊 pic.twitter.com/PWDLDsCqSu
— えすえふ (@sf__eng) 2021年9月12日
午後は 60 分で、途中退室ができませんでした。
自信を持って解けたのが 9 問しか無かったのですが、残り 11 問の正答数の期待値が 11/3 だとしてぎりぎりセーフかなあ*3、と思っていました。
午後の問題も 3,4 割くらいは問題集にあった気がするので、そこまで怖がる必要はないと思います。
今後の目標
次は来年 1 月に 2 級を取りたいです。
1 級はうーんどうなんでしょう、勉強時間の口コミを見たりしてから決めたいです。
AWS クラウドプラクティショナー合格体験記!
AWS Certified Cloud Practitioner に合格しました! わいわい😊
— えすえふ (@sf__eng) 2021年8月21日
わいわい!(まだ正式な合格証は届いていないけど)
きっかけ
業務で AWS に触れることがあったので、せっかくだから認定資格を取ってみようということになりました。
AWS 認定資格は現在 12 種類もあって迷ってしまいますが、この体験記を見て、クラウドプラクティショナーならスッと取れるかなと思ってやってみました。
学習前の状態
AWS は、就活で EC2 に Web アプリをデプロイしようとしたことがあり、また業務で一部サービスに 2 週間くらい触っているところでした。 なので全く 0 からのスタートというわけではありませんでした。
公式では AWS クラウドに 6 ヶ月間触れていることが受験のために推奨されているのですが、結論から言うと、下で紹介するようなハンズオンをやれば、事前経験 0 でも全く問題ないと思います。
やったこと
主に Udemy の講座 2 本で対策しました。
まずは、これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題290問付き)をやりました。
サーバーって何?といった AWS に限定されない IT の基礎知識から説き起こされています。AWS のハンズオンがあって嬉しいです。あと終盤になると前半と重複する説明があるのも、初心者にフレンドリーだと思います。
最後の模擬試験問題は、模擬試験というよりは講座自体の復習という色合いが濃く、やらなくてもいいと思います。
次に、この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)で模試を解いていきました。
ここにある 7 回分と、上の方の講座の 2 回分の合わせて 9 回分を 1 周して、うち 3 回分については 2 周目をやりました。
前日まで正答率が 30%台でひやひやしていたのですが、2 周目では 70%に乗ったので何とかなるかなと思えました。
さて、この模試がどれだけ本番と近いかということなのですが、うーん、ここの問題がそのまま出るということはないですし、ここに出なかったサービス名が普通に登場したり、ちょっと毛色の違う問題が本番では散見されました。もしかしたら若干傾向が変わっているのかもしれません。
ただ、この模試を解いて解説をちゃんと読んでおくと合格レベルの知識がつくというのは間違いないと思います。
上の講座や模試復習の最中にググってもピンと来ない時は、次の本をめくるとわかりやすくまとめられていることもあって、度々使っていました。
本番のコツ
模試とはちょっと違うので焦るかもしれませんが、ちょっと落ち着けば解ける問題も多いです。
常識問題だったり、選択肢に P と not P が含まれていることからどっちかが答えだと絞り込めるケースがあったりします。
あと、問題文は英語でも表示できるので、ちょくちょく英文を確認してみるのがおすすめです!
見慣れない単語が出てきた時に英文を見ると、「え、これって elastic の訳語ですか? Elastic Computer Cloud の elastic ですね!」となるような状況が考えられます。
あとは訳文では落ちている微妙なニュアンスがあったりするので、英文を見ることで結構情報量が増します。
今後の目標
次は 1 ヶ月後あたりに、最も一般的っぽい Solutions Architect - Associate を取りたいです。これが取れるとちょっとアピールに使える気もしますし。
学習方法としては、AWS WEB問題集で学習しよう を試してみようかなと思っています!😊
TOEIC で 910 点取るまでにやったこと!
TOEIC を受けました。
860 点以上取ると会社でいいことがあるので、とりあえず 860 を目標にして、900 取れたら嬉しいなという感じでやりました。
結果、 910 点でした!😊 わいわい
やったこと
公式問題集
まずは公式問題集を 1 回分やってみました。
一応予想スコアが出るのですが、720-855 というレンジの広い予測でなんともでした。
ただ、900 を狙うにはお勉強が必要そうだということは分かって良かったです。
あと、リーディングは長文の問題数が多いので急がなくちゃいけなくて、リスニングは PART2 以降ずっと難しく感じるので対策のしがいがあるという印象でした。
単語帳
あと本番までにやったのは単語帳だけです。
まずは『金フレ』をやりました。
右ページを隠して左ページの英単語を穴埋めします。
できたところにチェックを付け、1 ページ埋まったらそのページはホッチキス止めして飛ばせるようにしました。
19 周して全てのページがホッチキス止めされて開けなくなりました。しくしく(はい?)。
次に『金センテンス』をやりました。
これ、良書でおすすめです!😊
頻出 1500 単語がぎっしり詰まった英文が 360 個載ってるやつです(大学受験参考書で言う DUO ですね)。
アプリから音声が聴けるので、単語帳を見ながら(慣れてきたら見ずに)聴くのを 8 周しました。
この本の良いところは、語彙の抜けを埋められるのはもちろん、音声のペースに合わせてページをめくることで読解スピードを上げるのに役立つし、音声を聴きながらやることでリスニング対策にもなることです!
来年どうするか
来年はせっかくなので満点を狙ってみたいです。
『金センテンス』をやり込むのと、あとは苦手のリスニングを模試形式で回したりしたいです!
「ねえねえ」と話しかけるような音楽―岡田暁生『モーツァルト』
岡田暁生『モーツァルト』を半分くらい読んだ。印象に残った箇所のメモを書く。
気持ちの移ろい
岡田は、モーツァルトが気持ちの移ろいを表現するのに比類なく長けていると述べ、ピアノ協奏曲第 25 番の冒頭を挙げる。
[...]第一楽章は、壮麗としかいいようのない輝かしい全楽合奏で始まる。力にみなぎり、歓声に包まれて、待ちに待った胸躍る時間が始まる―しかしものの三十秒もしないうち、潮が引くように全楽合奏の歓呼は遠のき、さきほどまで光り輝いていた太陽の前を雲が通り過ぎ、音楽に影が差し込む。短調の木管の短いパッセージがそれだ[リンクの 0:35]。このかすかな不安は瞬く間にただならぬ胸騒ぎとなって、いてもたってもいられなくなったかのように、ヴァイオリンが短調で駆け出していく[..., 0:38]。「あの人はどうしている? 大丈夫だろうか......?」―そんな不安に音楽がとらえられる。だが程なくして安堵が訪れる。「ああ......無事で よかった!」と言わんばかりに、今度こそ一点の曇りもない歓喜が爆発する[...]。音楽は冒頭にも勝る力強さでもって幸福を歌い上げる。祝典は果てしなく続く。ここまでわずか一分。なんという感情の陰影、なんという速度、何という流麗!(p. 19)
「理由もなくふと悲しくなるとか、悲しいのだかうれしいのだか自分でもわからないとか、不安が一気に歓喜へ反転する」(p. 20)といった瞬間をモーツァルトは巧みに切り取る。
私たちの日常生活は、100% の喜びに満ち溢れ続けているだとか、どん底の悲しみに沈み続けているといったことは稀だろう。私たちの日々はむしろ、なんとなく気分が沈む瞬間があったり、明確なきっかけもなく楽しい気分に揺り戻されたりして、不安定な気分の浮沈で織りなされているだろう。
そのような不安定な浮沈を、モーツァルトは美しく軽やかに描き出す。
「ねえねえ」と話しかけるような音楽
オペラの依頼が暇なく舞い込んでくる以前の時期に、モーツァルトはピアノ協奏曲で自分の腕前をアピールした。
有名なのは第 20 番以降だ。岡田によればそれらは「プレゼンテーション型」が多い。曲が多くの聴衆の前でプレゼンされる雰囲気を持っているということだ。
対して第 10 番台のいささか隠れた時期のピアノ協奏曲に、プレゼンテーション型とは異なる類のものとして岡田は着目する。
[...]第十二番、あるいは第十五番の口笛を吹くような始まり、第十七番のしなを作るみたいなそれなどは、誰かからふと声をかけられたみたいにして聴きたい。目の前のステージで立派に演奏されるのを拝聴するより、さも誰かがそこに置いてあるピアノで爪弾きを始めたかのように、いつのまにか自分の斜め後ろの方から響きが流れ込んできたかのようにして聴きたいのである。
こんな風に「自分に話しかけられているような気になる音楽」というものを、私はこの時期のモーツァルト以外にほとんど知らない。きっとモーツァルトは誰かに話しかけたくてたまらない人だったのだろう。自分が音楽さえ奏でれば世界が自分に微笑んでくれる。どんな人でも幸せになってくれる。そう信じて疑わなかったに違いない。実際彼は子ども時代に、神童としてまさにそういう経験をしたのだから。[...]自分の音楽を通して世界中の人と友達になれる―そんな夢がこの時期の彼の作品からは輝き出している。(p. 108 - 109)
言及されている曲の中から第 15 番だけを引いておきたい。
この曲の始まりが、誰かにふと話しかけるような感じだというのに共感する。
何か折り入って報告すべき重要な話があるとか、ミーティングや歩いている途中に一緒になって口を切る必要があるとかではなく、本当に何もない時にいきなり「ねえねえ」と話しかけたくなる気分が反映されているように思う。
そして、その気分もそんなには長く続かないだろう。「ねえねえ」と話しかけても、何か話したい内容が取り立ててあったわけではない。何か反応が欲しかっただけかもしれない。ものの 10 秒後にはそっぽを向いているかもしれない。
上で述べたような、気分の無邪気な不安定な移り変わりの予感が、第 15 番の冒頭にも表現されているように思う。
おわりに
モーツァルトの曲は軽やかな気分の移動が窺われるものが多いが、しかし彼が必ずしもこうした曲ばかりを書いたわけではなかった。
就活に失敗し母親を亡くし帰り際に彼女に振られるという最悪のパリ遠征を、モーツァルトは 21 歳で経験する。 その時期のピアノソナタは異様に重苦しい。
この曲は分散和音主調のモーツァルトには珍しく、左手で和音が重苦しく叩きつけられ、ベートーベンを彷彿させる曲調になっている。
モーツァルトはバッハより後、ベートーヴェンよりは前の人で、貴族や教会に仕えて依頼された音楽を作る職人としての音楽家の時代から、自らのいいと思う音楽を押し通す芸術家としての音楽家の時代への過渡期に属していた。
モーツァルトは、こういう時代性もあって、「俺の生き様を見てくれ」というようにプライベートをさらけ出すようなことはないが、しかしプライベートがこういうところに影を落としている。
必ずしも軽やかで平和で何の変哲もない日常的な気持ちの浮沈だけが彼の人生を形作っていたわけではなかった。
応用情報技術者試験の反省!
令和 3 年度春期応用情報技術者試験を受けてきたよ。
結果予想
午前はここの解答速報によると 80 問中 53 問正解(正解率 66 %)。
午後は 1 が必須で、選択問題は 2, 3, 10, 11 を選んだ。TAC の解答速報によると 100 点中 72 点。
やったこと
基本的には基本情報を受けたときの教訓にしたがって準備するつもりだった。
午前については過去問道場をやった。
800 問やって正解率 70 % くらいを取ることを目指していたんだけど、結局 542 問しかやらずに正解率 56 % だった。あらあ。
午後については以下の本をやった。
読み切ってさらに過去問演習もするつもりだったけど、結局 17 章中 12 章しかできなかった。
反省
勉強を開始したのが 4 月に入ってからで、そこから集中できればよかったんだけど全然できなかった。
「AP 集中できない → でも AP 対策しなくちゃだから競プロとかはしない → 何もしない」というかなりまずいムーヴを毎日のようにしてた。
今後、資格の勉強は最後まで集中できないということを前提にして、早めからチマチマ準備するパーソンになりたい。
今後
とりあえず TOEIC で 900 点取る。それから Oracle Bronze にも着手したい。
あと FP 3 級も受けよう...と思っていま確認したら申込期限切れてた。あっらあ。
仮に今回不合格で秋に AP 受けることになったら、以下を 1 ヶ月前からやる。
- 過去問道場を回す
- 午後の本については 5 章と 14-17 章をまず読む
- 午後の過去問をやる